揚羽クリエイターの7つのヒミツ Vol.2 Webデザイナー たくみくんの場合

イノ

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Webデザイナー たくみくんの場合

皆さんこんにちは!揚羽クリエイターの7つのヒミツ、第二回です。今回取り上げるのはWebデザイナーのたくみ君。大学のアカペラサークルでのフライヤー作りからデザインに目覚めたという彼ですが、営業、Webディレクターを経験した後、Webデザイナーに転身し活躍しています。そんな彼の7つのヒミツとは…?

ヒミツ1:デザインやコンテンツづくりの参考にしているサイトなどあれば教えてください。

海外で流行っているデザインや技術は遅れて日本に入ってくることも多いので、海外のWebまとめサイトはよく参考にしています。特によく見るのは、Awwwardsですね。

https://www.awwwards.com/

Awwwardsは世界各国から選出された優秀なデザイナーやアートディレクターが審査員となっているWebのアワードサイトなので、参考になるウェブサイトが集まっています。ここに掲載されるようなサイトをいつか作りたいと思っているので、刺激にもなります!

あと、ウェブの発想だけでは、こじんまりとしたデザインになってしまうこともあるので、意識的に紙モノの事例も参考にします。その際に使うのはPinterestという写真共有サイトです。

https://www.pinterest.jp/

「斜め デザイン」「ダイナミック ポスター」といったような漠然としたキーワードを入力しても多くの事例が出てきたり、関連機能が優秀なのでアイデアの幅を広げるにはぴったりです。

ヒミツ2:普段の情報収集メディアはなんですか?

制作会社が運営しているオウンドメディアはよくチェックしています。他の会社の文化や雰囲気を知ることができるのは非常に面白いですね。特に見ているのはLIGブログ。ウェブの実装面などの専門技術的な話から、結構ふざけた企画まで幅広く扱っていて飽きずに楽しめますよ。

https://liginc.co.jp/

 

最近は、いろんなオウンドメディアから、その制作者の目的を逆設計するのにハマっています!

例えば、予備校で有名な東進が運営するWebマガジンがあるのですが…

http://toshin-sekai.com

大学で行われている面白い研究が記事として取り上げられていて、辛い、つまらないと思われがちな「勉強」という行為の面白さや意義を伝えるメディアになっています。勉強自体への興味を喚起し、学びたい人を増やし、最終的に東進の顧客の獲得につなげる、といった目的があるのでは?、というようなことを勝手に考えています(笑)

ヒミツ3:クリエイティビティな刺激を受けるための場所、物、コトについて教えてください。

音楽が好きなのでCDジャケットからデザインのアイデアをもらっています。一時期はブックオフに行ってCDジャケットの雰囲気だけで買う、みたいなこともやっていました(笑)CDジャケットは、正方形の限られたスペースでアーティストや曲の持つ世界観を伝える必要があるので、パッと見で伝わるコンセプチュアルなデザインが多いと思います。特に、海外アーティストのCDジャケットは日本では見られない先進的なデザインも多かったりするので、よく参考にしています。

 

例えば…

SoMo / A Beautiful November

シンプルですが、その分凝縮された「美しさ」が伝わってきます。

Shawn Mendes / Shawn Mendes

コラージュっぽいデザインは個人的に凄い好きです。上品かつ個性的。

米倉利紀 / うたびと

レスリーキーという有名な写真家が撮影しています。米倉利紀とは旧来の仲だそうで、素の表情が素敵。こういう写真の力で押すデザインも好きです。

ヒミツ4:私のバイブル(本、映画、美術、有名なデザイン)というものがあれば教えてください。

デザイナーの方は美術や映画が好きという方が多い印象があるのですが、僕は真逆で、活字が好きなんです。Webのデザインをする上では、キービジュアルなどの世界観づくりやトンマナだけではなく、上から下へ緩急をつけてコンテンツを見せていく「ストーリー感」も重要だと思っているので、ミステリー小説からストーリーの起伏の作り方を学ぶことも多いです。ミステリー小説のバイブルは、「どんでん返しの帝王」と呼ばれる中山七里さんの岬洋介シリーズですね。ストーリーはもちろん、トリックもとても秀逸です!

『さよならドビュッシー』

著者:中山七里

出版社:宝島社

https://store.tkj.jp/shopdetail/000000004566/

 

デザイン関連の書籍で言うと、これですかね。

『ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング』

著者:佐藤 浩二、田中 雄一郎、小野 圭介

出版社:エムディエヌコーポレーション

https://books.mdn.co.jp/books/3215303029/

 

ロゴ系の本はただ単に事例が並べられるだけのものが多いのですが、この本は企画設計の部分からアウトプットができるまでの流れが丁寧に描かれています。普通は目にすることができないような手書きのラフ案だったり、ロゴの提案書だったりも載っているので、「デザインの考え方」の参考になりますよ!

 

ヒミツ5:仕事で役に立っている神グッズがあれば教えてください。 (仕事で役に立つアイテム)

ペーパーレス化を目指していて、それの鍵となるのがiPadですね。iPad Proにapple pencilと有料のノートアプリをインストールして活用しています。書き心地を紙に近づけるためにペーパーライクシートという液晶シートを付けていまして、これでかなり書きやすくなるんですよ!オススメです。

ディレクター時代にはデザイナーへの修正指示を、iPadでWebのキャプチャ画像に直接赤入れしたりしていました。一回印刷して修正指示を入れてそれをスキャンして・・・だと非常に時間が掛かってしまうので、かなり便利です。

Good note 5

https://itunes.apple.com/jp/app/goodnotes-5/id1444383602?mt=8

ヒミツ6:リラックス(息抜き)するための場所、物、コト、について教えてください。

髪を切りに行くことです(笑)僕は美容院ではなく、床屋に行っています。3週間に1回くらいの頻度で。

  

雑誌を読みながらでもなく、話しながらでもなく、ただひたすらに髪を切っていくスタイルの床屋が好きで、男性の方は分かると思うのですが、床屋ならではの髭剃りも勿論やってもらいます。散髪中はずっと目を閉じて瞑想しています(笑)そこにフェイスマッサージやヘッドスパをプラスして爆睡!!これがかなりリフレッシュになるんです。会社の近くにあるので、終業後に髪を切ってから同僚と飲みに行く、みたいなこともします。今日も行こうかな…(笑)

ヒミツ7:ベンチマークしている人物について教えてください。

業界全く関係ないですがメジャーリーガーの大谷翔平選手です。よくスキルを2つ掛け合わせると価値の高い人間になれるという話があると思うのですが、その究極版が大谷翔平だと思います。彼の場合はバッティングとピッチング、どちらかを捨てたとしても世界でも有数の選手なので。自分自身もスキルを掛け合わせていくことは昔から意識をしていました。半端な軸を掛け合わせるのでなく、強固な軸を掛け合わせることで唯一無二の存在になれるモデルケースだと思いベンチマークしています。単純にファンでもあります(笑)

 

終わりに…

クリエイターの7つのヒミツ第二回、いかがでしたか?より良い仕事をするために、実はさまざまな工夫をしているんですね…。今後も、クリエイターのヒミツをどんどん探っていきたいと思いますので、ご期待ください。それでは!

WRITER

イノ

イノ

広島生まれ。
大学卒業後、映画学校で映像制作を学びフリーランスの助監督に。2013年より映像ディレクターとして揚羽勤務。

広島生まれ。
大学卒業後、映画学校で映像制作を学びフリーランスの助監督に。2013年より映像ディレクターとして揚羽勤務。