Webディレクター ひろきくん篇
皆さんこんにちは、揚羽クリエイタ―の7つのヒミツ、第一回です。 今回取り上げるのはWebディレクターとして働くひろきくん。 キャリアは十数年になりますが、もともとは未経験でWeb制作会社に入社し下積みを経て、今は揚羽のWebディレクターとして活躍しています。 普段は学生や求職者向けの採用サイトの制作を中心に、企業のコーポレートサイト、サービスの販促サイトなどのディレクションを手がけています。 Webディレクション一筋だったところから、最近は新しいことにも挑戦したいと考えてるというひろきくん、彼の7つの要素を聞いてみたいと思います。では、行きましょう!
ヒミツ1:デザインやコンテンツづくりの参考にしているサイトなどあれば教えてください。
制作の際に参考にするサイトっていうことであれば、新しいサイト制作に着手する時にまず見るサイトはこれですね!
http://bm.s5-style.com/

「S5-Style」という最新のWEB事例がブックマークされているサイトです。
毎日のように新しいサイトが登録されていくので、アクセスするたびに新鮮な情報が得られるのも良いですし、サイトで扱っているサービス別、イラスト使いだったりタイポグラフィだったりというクリエイティブのタイプ別、カラー別、使われている技術別など、さまざまなカテゴリ別でサイトを検索出来るのも凄く魅力で、ここで探したサイトからインスピレーションを受ける事もとっても多いです。
こういったブックマークサイトってWeb上に検索すると沢山出てくるんですけど、この「S5-Style」が更新性、検索性ともに、一番優れていると個人的には思っています。 いつも本当にお世話になっているサイトですね。
ヒミツ2:普段の情報収集メディアはなんですか?
まず、宣伝会議さんがやっているアドタイ(advertimes)はよく見るようにしていますね。Webに限らず、最新の広告事例がどのように創られたか、も含めて紹介されているので、ものづくりの課程含めて参考になることが多いです。自分はWebの制作をメインとしていますが、これからの時代はWebの担当だからWebだけをやっていれば良い、という時代ではなくなってくると思っていて、映像だったり、AIだったり、自分の専門分野以外の知識や、最新技術への知見を深めてそういった部分にも領域を広げていくことが大事になってくると思っています。そういった意味でも、こういった記事を読むのは情報源や刺激になるので良いですね。
他にも、マーケティングや販促系の記事や、ビジネス系の記事などもあるので、色々と勉強になるサイトだと思います。
https://www.advertimes.com/

あとは、最近は社内コミュニケーションの活性化やインナーブランディングに興味があって、ゼロインさんがやっているCAPPYというメディアもよく見ますね。
最近「エンゲージメント」という言葉がメジャーになってきてまして、これは、社員が自分の働く会社に対しての「愛着」とか「思い入れ」を持って働けているか?を図る要素なんですが、エンゲージメントが高いと、社員が組織と一体になって自発的に動き出し、イキイキと楽しく働けるようになるんですね。つまり、お互いに成長することで組織力が上がり、企業の業績も上がっていくということになるわけです。
長たらしく語りましたが、今自分はとにかく世の中にイキイキと楽しく働ける人を増やしたいという思いがありまして・・・その勉強のためにもこういったメディアはよく見ています。
https://cd.zeroin.co.jp/cappy/

そういえば、弊社の朝会もこのメディアで取り上げてもらってます(笑)
https://cd.zeroin.co.jp/cappy/ageha/
ヒミツ3:クリエイティビティな刺激を受けるための場所、物、コトについて教えてください。
積極的に刺激を受けに行く、ということはそこまで多くないと思うのですが、自分は国内・海外問わずドラマなどが好きなので、ドラマのオープニングクレジットなどがWebサイトのキービジュアルを考えるためのアイデアの基になるなんてことはよくありますね。
結構ドラマのオープニングやエンディングのタイトルバックって気合いの入ってる物が多いんですよ。登場人物をかっこよく表現するという意味では、写真撮影のライティングイメージとかの参考にもなりますし、タイトル表現なんかはタイポグラフィの参考になることも多いですね。
ここ最近で刺激を受けた物だと・・・
abemaTVで放送されていた『会社は学校じゃねぇんだよ 』というサイバーエージェントがモデルになったドラマがあるんですけど、そのタイトルバックが凄く良かったですね。写真と文字を組み合わせたタイポグラフィなんですけど、凄くかっこよくて、実際にクライアントへのデザインイメージの提案などで参考にしたりしました。
他だと、最近観ている海外の「the good fight」っていう法廷物のドラマがあるんですが、これのオープニングのタイトルバックも凄くよかったです。
youtubeもほんっとによく見るんですが、youtuberの動画のタイトルとか、意外とアイデアの源泉になることも多いです。
ヒミツ4:私のバイブル(本、映画、美術、有名なデザイン)というものがあれば教えてください。
バイブルですよね・・・、であれば、自分がまだまだキャリアを重ねる前に読んで非常に影響を受けた本を紹介したいと思います。
「アイデアは考えるな。」

という本です。2009年に出た本なので結構古いんですけど、今は超有名になった面白法人カヤックの柳澤社長が書いた本です。当時はまだカヤックさんもそこまで有名な会社では無くて、Web業界であれば知ってる人もいるかな?くらいの会社だったんですが、色々と面白いサービスを量産している会社だったので当時ベンチマークしていたんですよね。
この本を読んだ当時は、自分はまだ社会人3年目とかで・・・
未経験でWeb業界に入ったのもあって、めちゃめちゃ仕事出来るわけでもないし、自分が仕事とどう向き合っていけば良いのか?すごい悩んでいる時期でもあったんです。
そのモヤモヤから抜け出すために、アイデア本とか自己啓発本とかを結構買い漁って読んでいる時期で(笑)この本はそういうタイミングで出会った本です。
「アイデアを出せないという悩みを持つ人の共通点は、
「すごいアイデア」を出そうとしてしまっていること。
でも、「すごいアイデア」を出している人は、
その何倍も「すごくないアイデア」を出している。
ピカソは生涯2万点の絵を描いた。
バッハは毎週少なくとも1つ作曲していた。
エジソンの死後、メモがびっしり書かれた3500冊あまりのノートが発見された。
まずは「すごくないアイデア」をたくさん出すところから始めよう!」
これはアマゾンの紹介文ですが、要はアイデアの出し方を学べる本なのです。
すごいアイデアっていうのは、優秀なアイデアマンがポンッと出すような物ではなくて、
すごくないアイデアを大量に出した先に生まれる物だということを伝えています。
アイデアの出し方の思想だったり、ブレストの方法とか、テクニック的なことも載ってます。
でも、この本で自分が影響受けた部分は違うところにもあって、「やりたいことがわからない」とか「仕事がつまらない」とか「今の仕事は自分に向いてない」とか、そういう悩みを持っている人に向けて、仕事は楽しんだもの勝ちだっていう事を説いている部分です。
「やりたいことを探すなんてことよりも、自分ができることを楽しんでやることのほうがよっぽど重要だと思います」
という一文があります。もはや自己啓発本なんですけど、当時「仕事が全然出来るようにならない・・・」と悩んでばかりいた自分には、この内容は結構衝撃的でした。
向いてないとか、つまらんとか嘆くよりも、自分で今出来ることを楽しんじゃえば良いんじゃん!と。結構シンプルなことなんですけどね(笑)
これを読んだあたりから、仕事を楽しめるようになって、ぐんぐん成長出来るようになったことを思い出します。
今もずっと自分の中で大事にしている考え方をこの本から学べましたね。本当におすすめです。
ヒミツ5:仕事で役に立っている神グッズがあれば教えてください。 (仕事で役に立つアイテム)
これは、今まで共感を得られたことは無いんですが・・・
自分、マウスパッドに「てぬぐい」を使っているんですよ(笑)もうこれを使い始めて7年くらいになりますね・・・。もちろん時々新しいものに新調はしています。
実は前職の時の先輩社員がこの方式をしていまして、それを真似し始めたのが始まりなんですが、すごくマウスの動きがスムーズで疲れないんですよ!嘘だと思ったらやってみてください(笑)
自分の中ではもうやめられない神グッズですね。もう普通のマウスパッドには戻れません。

ヒミツ6:リラックス(息抜き)するための場所、物、コト、について教えてください。
まず、さっきも言ったようにリラックスしたい時はネットフリックス、Hulu、アマゾンプライム、abemaTVなどで動画を観て過ごすことが多いですね。エンタメ系のコンテンツは、一回頭を空っぽにして観れるので、リフレッシュになりますし、あとは思わぬところでクリエイティブに関わるアイディアを得られたりすることも多いので、凄く良いと思います。youtubeも観ますが、こっちはどちらかというと、本当の意味でリラックスしたい時に何も考えずに観ている事が多いですね。
あとはとにかくお酒を呑みにいくことが多いですね(笑)社内外の人と会ってお酒を呑みながらいろんな話をします。
もちろん今の仕事の事とか、もっとこうしたら良い物が創れるんじゃないか、こういう環境に変えていったら良いんじゃないか、っていう真面目な話もしますし、くだらない話で盛り上がることもあります。
うちの会社は非公式の部活?的な物が大量にあるので、そういったもので終業後や休日に集まって遊ぶことも多いですね。
例えば、築地ジム部という区民会館のジムで身体を動かす会とか、日本酒会で日本酒飲み放題に行ったり、ピクニック部で公園などでピクニックや外呑みをしたり・・・
とにかく部活化させるのがみんな好きなんですよ。バスケ部、サッカー部、美術部、ガチカラオケ部とか、ストイックで真面目な会もあります。
こういう活動はなんだかんだ大いにリフレッシュになっていると思いますね。
ヒミツ7:ベンチマークしている人物について教えてください。
ベンチマークしている特定の人物は正直思い浮かばないんですけど・・・(苦笑)
日々影響を受けている人って考えると、自分は取材で会う優秀なビジネスマンの人たちと言えるかもしれません。
揚羽では採用に関わるツール制作がメイン事業になるんですけど、採用のWebサイトって必ず「社員紹介」のコンテンツがあるんですよ。俗に言う、先輩社員インタビューっていうやつですね。このコンテンツの取材のために、いろんなクライアント企業に行きます。そこで会うビジネスマンって各企業のエース社員なんですよね。なので、みなさんやっぱり活躍されている方で、仕事上のいろんな工夫とか、ビジネス哲学とかを持っているんですよ。これを聞くのが凄く好きで、自分の仕事に活かせる考え方とか、仕事との向き合い方を学ぶことが出来るんです。
こういう人たちと沢山会っていると、結局自分次第で状況って変えられるんだなーと思います。みんな自分で切り拓く努力をしている人たちなので。
そういう意味で、自分がベンチマークしている、尊敬している人たちはこういうビジネスマンの人たちと言えるかもしれませんね(笑)
あとは、こうしたビジネスマンの人たちとの出会いが、自分のこれから「インナーブランディング」という仕事を生業にしたいっていう気持ちの源泉になってます。
一般的には、人生の三分の一は人間は企業などで仕事をして過ごしますよね。そう考えたら、やっぱり仕事って楽しいほうが良いじゃないですか。楽しいと思ってイキイキ働いている方が、自分にとっても良いし、周りにも良い影響が出てくると思います。すごい自己啓発的ですけど(笑)結局楽しんだもの勝ちなんですよ。そう思って日々、仕事をしてます。
終わりに…
いかがだったでしょうか?クリエーターの7つの要素、いろんな物が出てきましたね。 ぜひ、みなさんの仕事にも参考になる情報があると願っています。 今後の更新についても乞うご期待。ではでは、失礼します。
WRITER
チャーリー
2007年に未経験でWEB業界に入り、制作会社を経て2013年に揚羽に入社。WEBディレクター12年目。
最近のブームは、『テラスハウス』とabemaTVの恋愛リアリティ番組を観ること。
音楽(KPOP、FUNK系)とお酒とYouTubeが好きで、たまにフェスに行ったり、割と飲みに行ったり、いつも動画を観たりしています。
2007年に未経験でWEB業界に入り、制作会社を経て2013年に揚羽に入社。WEBディレクター12年目。
最近のブームは、『テラスハウス』とabemaTVの恋愛リアリティ番組を観ること。
音楽(KPOP、FUNK系)とお酒とYouTubeが好きで、たまにフェスに行ったり、割と飲みに行ったり、いつも動画を観たりしています。