2025年1月29日(水)に、「【成功事例に学ぶ】理念・パーパス浸透を加速させる!効果的なイベント設計のポイント」と題したセミナーを開催しました。株式会社揚羽 ブランディングコンサルタント/ブランディングディレクターの應本幸紀と制作プロデューサーの小林夏帆が登壇し、効果的なイベント設計のポイントについて解説しました。

イベントは理念・パーパス浸透の”起爆剤”となる施策

理念・パーパスの浸透施策には、主に「ファンクショナルな施策」と「エモーショナルな施策」があり、イベントは後者に分類されます。

イベントは理念やパーパス、いわゆる会社が「目指したい姿」へ向かうための「きっかけづくりの機会」となる施策です。

「きっかけづくりの機会」となる施策にはイベント以外にも、研修やワークショップなどがあります。その中でも、イベントは起爆剤となるインパクトのある施策です。社員全員が揃うことで一体感が生まれ、帰属意識が高まり、理念・パーパスが浸透しやすい状態になります。

理念・パーパス浸透のためには、イベントの実施だけを目的とせず、「目指したい姿に向けてイベントをどう活用していくか」という手段としての視点が重要です。

参考記事:「インナーブランディングの施策とは?具体例を紹介」

効果的なイベント設計の3つのポイント

イベントは体験型の施策であるため、社員が「どのような体験」をし、それがどのように理念・パーパスの浸透につながるかの設計が重要です。

揚羽では、効果的なイベント設計のポイントとして、以下の3つが重要と考えています。

  1. 細かすぎる感情設計
  2. 一人でやらない、チームでつくる
  3. クリエイティブに徹底的にこだわる

細かすぎる感情設計

揚羽は、以下3つのステップでイベントを計画しています。

STEP1 社員への取材やご担当者へのヒアリングを通じて、現状を把握
STEP2 課題と目指したい姿を策定
STEP3 STEP2の目指したい姿に向けて、イベントで何ができるのかを策定

企画のステップで大切にしているのが、感情の設計です。一つひとつのコンテンツを通じて、社員の皆さまがどういう感情で過ごすのかを細かく考えています。以下の画像のジャーニーマップを活用し、イベント中の社員の感情をコンテンツごとに細かく設計しています。

一人でやらない、チームでつくる

イベントプロジェクトのチームは揚羽だけでなく、お客さまも一員です。

揚羽は、理念・パーパスの浸透に効果的なイベントをプロの立場から提案します。イベント、そして理念・パーパスを浸透させる対象は「お客さま」であるため、お客さまの想いや考えと足並みを揃えることが大切と考えています。

お客さまの想いがあってこその社内イベントであるため、揚羽はお客さまの想いや熱量を引き出すところから目指す姿の実現まで、チームとして最後まで伴走します。

クリエイティブに徹底的にこだわる

揚羽は採用映像の会社から始まっているため、映像をはじめとしたクリエイティブへのこだわりを徹底しています。

クリエイティブには映像、グラフィック、Webなどさまざまな手法があります。揚羽の強みは、各手法の特性と効果的な活用方法への理解が深いところです。

感情設計をもとに、「このタイミングは映像が最適」「ここではリアルな対話が効果的」といったように、社員の感情に最も訴求できるクリエイティブをご提案します。

イベント設計のフェーズ

揚羽では、以下のようなフェーズでイベント設計を進めています。

理念・パーパスの浸透を目的としたイベントは、イベントを通じてどんな目標やゴールを達成したいかが重要です。

単なるイベントの実行にとどまらないよう、企画段階ではいかに社員のみなさんの感情を動かすかを意識し、チーム作りのためのチームビルディングもお客さまと一緒に進めています。そして、イベントの醍醐味でもある「経験」「体験」のクオリティを上げるためにもクリエイティブに徹底的にこだわり、イベントを設計します。

揚羽のイベント設計事例はこちら

イベント設計に関するQ&A

ここでは、セミナー内で出たQ&Aをご紹介します。

Q.イベントを進める主管部署はどこが多い?

A.企業の規模によってさまざまですが、以下のような部署が主管となるケースが多くみられます。

  1. 社内のインナーブランディング担当部署・チーム
  2. 経営企画
  3. 社内広報

この部署が良いというものはありませんが、社長さまや役員と密に連携できる部署・チームですと効果が高まる印象です。

Q.揚羽にはどのようなフェーズから関わってもらえる?

A.どのフェーズからでも対応可能です。実際に、運営だけ、映像制作だけの依頼もあります。

Q.一般のお客さまも参加可能なアウターブランディングも兼ねたイベントも可能?

A.イベントの実施形式を工夫することで、一般のお客さまも巻き込んだイベントが可能です。通常の社内イベントのように流れを固定してしまうと、一般参加のお客さまのモチベーションの低下が懸念されます。

揚羽では、一般参加も可能なイベントを開催した際には、以下のようなポイントを工夫しました。

  1. フェス形式での開催
  2. 講演、ワークショップ、飲食のブースをそれぞれ用意し、自由に回って参加できる形式
  3. 空間でブランドを体験してもらえる設計

Q.アンケート以外にもイベントの効果測定方法はある?

A.やはり、メインはアンケートになります。有効な回答を得るためには、長すぎるアンケートは控えましょう。揚羽では、毎回同じ指標で測定すること、回答しやすいわかりやすいアンケートにすることを意識しています。

とはいえ、企業規模が大きくなるほど、アンケートだけでは明確な回答を得ることが難しい場合があります。揚羽ではイベント後にインタビューを実施して、リアルな回答から効果を測定することもあります。


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