オンラインセミナー:「業績」や「人材活躍」から逆算する採用戦略

皆さま、こんにちは。マーケティング担当の島村です。
先日は七夕でしたね。色とりどりの七夕飾りに、夏の訪れを感じる季節になりました。

 

さて先日7月8日(水)に、株式会社ハリズリーの執行役員 兼 人事管掌である三木芳夫様をお呼びし、「「業績」や「人材活躍」から逆算する採用戦略」と題したセミナーを開催しました。

 

求職者の情報リテラシー向上(オンライン化)や、新たな採用手法の登場によりナビ媒体を中心とした新卒採用の従来の「型」は崩壊。ナビに頼らず自前で集客から動機づけを行わなければならない状況のため新たな「成功モデル」の構築が求められる時代となっています。

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そんな状況下、独自のやり方で採用市場を勝ち抜き、人材の早期活躍を実現している企業の人事責任者はどのようにして人事戦略を考えているのでしょうか。

 

今回は採用成功企業の人事をゲストにお招きし、実際の取り組みと、成功のポイントについてご紹介しました。

第一部:新卒が即戦力で活躍 揚羽の独自採用戦略

米田峻
スピーカー:米田峻
株式会社揚羽
管理部マネージャー/採用責任者

 

第一部講演内容
・ターゲティングのプロセス
・採用コミュニケーションの設計
・訴求力強化のプロセス

 

新卒での即戦力採用を実現している揚羽がどのように採用プロモーションを整えていったのか、具体的なプロセスに沿ってご紹介しました。

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求める人材像を整理、言語化する際は具体的なペルソナを設計するだけでなく、活躍している社員と比較し、その人材要件が妥当か検証することも重要だということをお伝えいただきました。

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また「人材戦略施策の効果検証や見直しは、単年度だけではなく四半期毎などでもウォッチしていますか?」という参加者からの質問がありましたが、「オンボーディング観点だと、新卒は年間、中途は四半期でみている。」という回答でした。

 

採用した人がきちんと活躍できているのか、活躍しきれていない場合、育成の問題なのかそもそもの人材要件に問題があるのか、適性診断なども用いながら適性診断なども用いなが検証しつつ改善することが入社後活躍のポイントだということが分かりました。

第二部:業績に寄与する、ビジネス視点の人事・採用戦略とは

三木 芳夫 氏
スピーカー:三木 芳夫 氏
株式会社ハリズリー
執行役員 人事管掌

 

第二部講演内容
・財務諸表を人事の数字に読み替えると?
・管理会計への理解
・人事数値の経営管理指標への組み込み

 

三木氏からはこれまでのご経験を基に、経営視点での人事・採用戦略についてお話いただきました。

 

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「きちんと投資して、リターンを出す = 採用した人材が活躍し、良い組織を作る。投資分よりもおおきな利益を出して、初めて資産になる。」会社が持続的に成長するためには

採用、育成、評価をきちんと回して資産化していくことが大切とのことでした。

 

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実際に、事業課題に紐づく人事施策の考え方についてもお話いただいたきました。その中で印象的だったのは、過去から現在までの売上高や営業利益、従業員数を時系列で分析するだけではなく、将来を推測することが必要だということです。売上高目標はどのくらいか、従業員数は何人か、それに紐づく人事の施策は何が必要か、それによってどんな効果が得られるか。それらを考えることで、実際の人事施策の立て方がよりシャープに見えてくるとのことでした。

 

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三木氏の講演の中で、「人事がやらなければいけないことは、きちんと入社してくれた人材が活躍して期待値以上の素晴らしいパフォーマンスを発揮できるような環境をつくること。それが会社の資産になり、売上が上がって、たくさんの方に喜んでいただくという循環をつくるためのキーファクターになること。」というお話がありました。
人事戦略を事業戦略と切り離して考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが中長期的に組織を拡大させ、売上を向上させるためにも組織拡大の土台となる採用活動を行うことは非常に重要だと改めて感じました。

 

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今後も弊社独自のネットワークやノウハウを活かしながら、人事の皆様のお悩みを解消できるようなセミナーを随時開催していきます。ご期待ください。