今回は、弊社のプロデューサー・森嶋君のメッセージです。

弊社は会社設立から、10年間数多くの採用映像を制作させていただきました。

ご要望をお伺いする中でよく耳にすることばがあります。

『ウチらしさを伝えたい。』

一言で『ウチらしさ』
といっても難しいですよね。

これを映像にするとなるとなおさらです。

弊社では、この『ウチらしさ』をどう映像にするのか?
そのためにどう考えればよいのか?
を新入社員のころから徹底的に考えるクセづけをしています。

今日はその一部をお伝えしたいと思います。
みなさんも弊社の映像プロデューサーになった気持ちで読んでみてください。

まず、スターバックスとドトールから、
採用映像の制作のオファーをいただいたとします。

『ウチらしい仕事と社風が伝わる映像を作りたい。』

両社の要望はひとつです。
この仕事のむずかしいところは、普通に撮ると

『両方ともコーヒーを売っている仕事になる。』

つまりユニフォームなどが違うだけで、
視聴者にとっては同じ映像に見えてしまうという点です。

さらにいうと、
この映像を見る学生はサービスを享受する消費者でもあるので、
サービスシーンだけを映してもすでに知っている情報なので、インパクトがありません。

ではどうするか?

ここでは両社の理念に注目します。

スターバックスは、『第三の場所・サードプレイス』。
ファーストプレイスは家。
セカンドプレイスは職場や学校。
そして、サードプレイスは文字通り家や職場ではない、
『くつろげる空間』を創造するということになります。

このキーワードから、
『らしさ』を映し出す‘シーン’が決まってきます。

たとえば
・お客様のコーヒーの好みをスタッフが覚えていてカスタムしてくれる。
・音の選曲、ボリュームの調整、ソファーの間隔を居心地のよいものにする。

など、普段目に見えているところ、見えないところに関わらず、
サードプレイスを創るために彼らはホスピタイリティを発揮します。

この部分にフォーカスを当て、映像を紡ぎ出すことで「らしさ」が伝わります。

一方、ドトールは、
「一杯のおいしいコーヒーをできるだけ多くの人に。」

・おいしいコーヒーをできるだけ多くの人に提供するには、
・安くなければならない。
・早くなければならない。
そうすると、ここからみえる『らしさ』は、
内装やゆったりした空間などの余分なコストを押さえて、
商品も絞り込み、アルバイトには、マニュアル教育を行う。
など、徹底したコスト意識やマネジメントだったりします。

それを映像にすると、接客シーンではなく、
パソコンでの店舗売り上げ、利益計画や仕入れコスト分析などのシーンが
入っていると『らしさ』につながるかもしれませんね!!

もちろん正解はありませんが、
我々は常に『らしさ』の追求をおこなっています。

みなさんの『ウチらしさ』、ぜひ一緒に考えさせてください。